コンセプトの重要性
ストーリーとしての競争戦略のキモはこのコンセプト作りにあると読んでいて思った。
要約すると
ストーリーを成り立たせるためにはコンセプトが必要だ。
コンセプトを達成させるためにストーリーの様々な要素があり、逆にコンセプトが思いついた時点でストーリーの様々な要素は決まっている。
そういうコンセプトは、人間の本性を突いた、時代の外部環境に一切左右されないものであり、表面的な状態や方法を切り取ったものではない。
さらに、
ただどんな人にどんな価値を提供するのかだけではなく、どうしてそれが必要なのか、とwhyまで考えること
誰にだけではなく、コンセプトを成立させるためには誰を排除するかも時として考えられるべき要素となる
といったところだろうか。
そのコンセプトを考えると、今のアイデアはやはり中高生に向けて打って行きたいところである。
親はなぜ子供に勉強をさせるのか。
それは、頭が良くなってほしいからではないし、研究者になってほしいわけでもない。
勉強が(今の日本社会では)いい大学いい就職いい生活に結びついているからだ。
なら、その結びつきが希薄になったとしたら・・・
人は勉強する必要がなくなる。
学歴も一切必要なくなる。
人が若い時分に19世紀の著名画家の名前と作品名を覚えたり、難解な公式を勉強する必要もなくなるのではないか。
これはあまりにも実学主義かもしれないし、研究や開発のためには勉強は必要になるが、いい会社でいい生活をするためにはビジネスで役立つものを叩き込んでおいたほうが絶対にいいと思う。
自分は与えられたものを忠実に勉強し、全国一位まで上り詰めたのに、社会に出るとそこから役に立つものはなかったという現状・・・
もっと社会を知る場、社会に出て使えるスキルを学ぶことができる場が欲しい。
本当に身にしみて、そう思う。